[登壇資料]人事主催の勉強会「キャリアと組織の成長塾」で登壇しました

[登壇資料]人事主催の勉強会「キャリアと組織の成長塾」で登壇しました

Clock Icon2024.03.28

こんにちわ。組織開発がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。

2024/03/27 「クラメソ流 キャリアと組織の成長塾」にて「ウェブエンジニアから人事への転職 〜てぃーびーの場合」というテーマで発表をしました。

登壇資料

セッション詳細

シュロスバーグの4Sモデル

私の発表内容については、korinさんの発表の「シュロスバーグの4Sモデル」を前提しているので、まずはご確認ください。

転機について

ウェブエンジニアから人事への転職した話しを紹介しました。

約20年経験したウェブエンジニア時代に比べて直近の人事としてのキャリアのほうが大きく進展しています。 私にとってインパクトが大きかったこの転機についてシュロスバーグの4Sモデルに沿って掘り下げます。

  • 人事になる前(2001年〜2019年)
    • 小規模案件のリーダー兼プレイヤー
  • 人事になった後(2019年〜2024年)
    • 前職 - エンジニア採用責任者、人事評価制度責任者
    • 現職 - 組織開発部門の部門長

キャリアの転機の種類

キャリアの転機とシュロスバーグの4Sモデルの対比

状況 - Situation

転機が発生したときの状況としては以下のようなものでした。

  • トリガー
    • 自分がリファラル紹介した同僚2名が転職した
    • 今後のキャリアを見直す機会になった
  • 原因
    • キャリア志向の整理をした結果、キャリア志向が定まった
    • 新しいキャリア志向の実現が当時の環境では実現できなかった
  • 課題
    • 自分が目指す方向にマッチした役職や職務が分からなかった
    • 新たに目指す役職や職務は未経験の領域になる
    • 若手ではない年齢(当時41歳)で未経験の領域への挑戦になる
  • 武器
    • 業務内
      • 組織や人に関わる業務の改善経験があった
    • 業務外
      • 社外への貢献を通した認知があった
      • 継続的な情報発信
      • OSSのドキュメント整備
      • CodeIQの出題者

自己 - Self

転機が発生したときの自分自身への認識としては以下のようなものでした。

  • 当時41歳
  • 関心対象に没頭して徹底して掘り下げるタイプ
  • 人の成長や充実を助けたい
    • 燃え尽きた経験がある
    • 仕事や趣味で弟子を育てた経験がある
    • 娘たちの未来をよりよい世界にしたい
  • 開発よりも組織や業務の課題解決が得意

支援 - Support

転機が発生したときに得られた支援としては以下のようなものがありました。

  • コミュニティでつながっていた社外の知人
  • カジュアル面談で知り合った人たち

いわゆる「弱いつながり(weak ties)」の支援に助けられていました。

戦略 - Strategies

転機が発生したときの戦略を整理すると以下のようなものでした。

  • 不明点の解消
    • 転職活動中、徹底的に関心領域のインプットをした
    • 20社以上のカジュアル面談で需要を確認した
  • 認知度を活用する
    • 転職意思を表明するブログエントリを公開した
    • SNSで転職意志をポストした
  • 経験を抽象化してアピールする
    • 類似の経験を元に問題解決能力をアピールする
    • 発信内容や経験を元に新しい仕事への適応能力をアピールする
  • 主体性をアピールする
    • 組織課題の掘り下げや解決策の検討を議論した
    • 自発的にホワイトボードで要点をまとめた
    • 面接後に相手に必要な情報をURLを添えて提供した

キャリアの転機をふりかえる

転機をふりかえると以下のような点を実感しました。

  • 「得意な領域」と「取り組みたい領域」と「求められる領域」が一致すると充実しつつ、より大きな貢献をできる
  • キャリアの転機を扱う上で人事領域の知識が役立つ
    • 特に採用や評価の知識
  • 社外の人の役に立つ行動は転機を後押ししてくれる
    • 転職活動における間口が広がる
    • 入社した際にすでに知ってくれている人がいて関係を広げやすい
  • 主務の枠にこだわらずに取り組んだ経験は無駄ではない
    • 取り組んだときに特に評価されなくても実力は蓄積される

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